雲南省の金平は雲南省の中でもベトナムとの国境に近い最奥とよく表現される。そんな金平市を更に西の辺鄙な方向に向かうと者米というところがある。金平は少数民族の多様性においては最高の一つであるがこちらの者米もまたさらに辺鄙なので同じ民族でもあまり見慣れない不思議な民族衣装を目にする。
 今回は男人節という祭りが行われるというので訪れることにした。この祭りはこの者米という村の近辺に住んでいる村人が色々踊りを披露する祭りで村人たちが民族衣装を着飾って集まるのは何とも見てて楽しい。しかし男人節という名前にしてはなぜか踊るのは女性ばかりで男性はわずかに歌を披露した方がいた程度。祭名の由来は全く不明だ。ここではハニ族、水タイ族が主体ではあるがあまり見ないような民族衣装も目にできる。雲南省はいままで何回も訪れてはいたが世界は広いと思い知らせれた雲南省の奥深さであった。

男人節(中国雲南省金平県者米)