Pakistan

 

 夏のパキスタン北部を旅した。カラコルムハイウェイ(以下KKH)を通ってギルギット、フンザを訪れ、それから悪路をチラースのカラシャバレーまで進み、エアでペシャワールまで飛び、イスラマバードへ戻るという北部のみの撮影だ。
 まず驚いたのはこのKKHだ。ハイウェイとは名ばかりで見た目は普通の山道だ。断崖絶壁にへばりつくように道が走り。ガードレールはほとんどない。ドライバーが少しでもハンドル操作を間違えば、もう一貫の終わりだ。しかしそんな恐怖感とは裏腹にドライバーのスムーズな運転で無事通過することが出来た。
 このKKHはパキスタンと中国を結んでいる。このKKHを使って中国から大量の物資が入ってくる。どうやら逆に中国側に輸出するものはあまりないとの話だ。中国からは電化製品、そして絹が入ってくる。カラコルムハイウェイは現代のシルクロードなのかもしれない。