ミャンマーで遺跡といえばパガンが何と言っても有名だ。しかしラカイン州には知られざる、素晴らしい遺跡群が静かに時を刻んでいる。広大な平野に見渡す限りパゴダなどが広がる姿はパガンになんとなく似ているのかもしれないが、パガンが赤土の脆いレンガで作られていることに対しミャウーは黒味を帯びた砂岩で作られており頑丈そうだ。また規模でいうとパガンほどの寺院の大きさや密度があるわけではなく、その点景観という意味ではパガンに劣るのかもしれない。しかしながら、歴史的にはパガンより古く、観光化されていないので素朴な生活の中に遺跡が同居している光景は美しい。
 今回はそのような遺跡とそれを取り巻く人々の生活を中心に写真をまとめてみた。

Mrauk-U, Myanmar