中国では、独立した民族に対しては「族」を使い、まだ認められていない集団に対しては、「人」が使われる。雲南にはこのように少数民族であろうけど、政府に認められていないため「族」を使えない集団がいくつもあると言われる。もちろん将来独立した民族と認められれば「族」として呼ばれることになる。
　空格人は「人」と呼ばれる集団の一つである。プーラン族が祖先とされているが服装は全く似てない。プーアール茶を作ることはプーラン族と似ているが、今ではゴムも重要な生業で村に向かう道沿いにはゴム園が広がる。
　「族」として認められないにしろ、「空格」の人々は、我々からすると、プーラン族から派生した一つの民族として存在する人々であった。