大きな玉ねぎようなターバンに白い服、数年前にネットで偶然見かけたラバリ族の印象は強烈だった。しかし、今でもあのような服装で生活をしているのだろうか？時代の波に飲まれ、特に男性の民族衣装は廃れてしまっている地域は多い。残されているといっても祭りや結婚式のみ・・・。
　しかしそんなことは杞憂であった。グジャラートで遊牧するラバリの男性の多くは昔ながらのスタイルを貫き通しているようだった。髭をたくわえ、ラクダや牛などを放牧してテント暮らし。現代の生活とは無縁のスタイルは誇り高きラバリ族の生きざまのようでもあった。
　今回は様々なラバリ族とこのエリアの少数民族を紹介する。