ゴロカショーはパプアニューギニア最大の祭典と言われている。これは伝統的に民族的に形成された祭りというよりも、支配者の外国人によって作られた祭りという。1950年頃にこの地に派遣された行政官であるオーストラリア人がどこの文化が素晴らしいか、どこの地区がうまく運営されているかを競うような「お国自慢」が祭りというように発展していったらしい。
 現在では80-100部族(年によってバラつきがある)ぐらいがこのゴロカで踊りまくる一大イベントとなっている。それにしてもド派手なフェイスペインティングに鮮やかな鳥の羽などをあしらった民族衣装はとても美しい。世界でも原始的な香りがまだ残るこの大地ではあまりにも異なる異文化、そして世界でもここまで多種な民族。そして世界から未発達の貴重な文化が残る不思議な世界であった。

Goroka Show,Papua New Guinea