姉妹飯
施洞(貴州省)

 昔、出会いのない娘達のために色を付けたご飯(姉妹飯)を炊き出し若者達をもてなし出会いの場として有名なった、姉妹飯。これは同姓とは結婚できないという当時の事情により遠い村の若者(別性の)を呼び寄せる祭りとして進化していった。
 勿論今では結婚の出会いの場ではなく、多くの観光客が集まる一大イヴェントとなってしまい、昔ながら風情はあまりなくなってしまった。
 しかし、娘達が着飾る派手な銀の装飾は時代は違えど、祖先から伝わる家宝を知らしめ、娘を華やかにする輝きを放っている。