元陽は広大な棚田で世界的に知られている。その規模は日本の田の常識から考えると想像つかないぐらいに広い。山岳地帯であるため舗装道路もあまり発達してなく棚田だけが一面に広がる光景をみることができる。その様子はまさに絶景そのものだ。
 15年ほど前にも元陽に訪れた。今回は主目的ではないのだが移動行程上そばを通るので寄ることにした。先ず驚いたのは昔はまともな宿泊施設がなかったのだが今は都会並みのホテルがいくつも建っている!そして昔は展望台(というより丘?)には何もなかったのだが今はちゃんと階段状に何段も棚田を眺めれるようにちゃんとした近代的な展望台ができている!
 近代化の不安を胸に市場に行ってみたが、こちらの方は思っていたほど極端には変化していなかった。多少の民族衣装は減ってはいるものの、それなりに民族衣装に身を包んだ人々がなだ結構いる。しかし時間の問題かもしれない。今回はそのような棚田の朝と市場の様子などを紹介する。

元陽 2013、中国雲南省