青海湖は青海省の名前の由来となる中国で最も大きい湖。チベット高原の北東にあり、ここから少し東にある日月峠というところでチベットと中国内陸が分けられる。つまりチベットエリアの東の入口付近に存在している。チベット高原にあるため標高約3200もあり、チベットの他の湖と同様に塩湖である。
 ここは現在中国人の避暑地として開発されている。夏には観光用に菜の花が植えられ、湖にはフェリーが行きかい、ちょっと風情の欠けたモニュメントなども建っている。思いのほか人が多すぎて渋滞までしていたのにはちょっと驚いた。個人的には涼しい田舎の湖でのんびり撮影でもと思っていあてが外れてしまったのだ。
 それでも全周360キロ、琵琶湖の6倍もの面積であるため、宿泊施設などが固まっているエリアを抜けると人は少なくなっていく。それにしてもチベットの雰囲気があるのだが、いかにも作られた感じの雰囲気が出ているので、もう少し昔ながらのチベットの雰囲気が出ていれば、と思わざるを得なかった。

青海湖、中国