Peru & Bolivia

 「マチュピチュ」この言葉の響きには、遺跡好きの人ならたまらない胸の高鳴りを感じるかもしれない。周りには山ばかりのアンデスの高地で突然目に入るインカの街は文字通り「天空都市」だった。
 ペルーとボリビア、この山々には精緻な石作りの遺跡がいたるところに散らばっている。しかしこのアンデスは3000mを越す高地なのだ。寒暖の差が激しい、この自然環境の中で暮らしたインカの人々はとても逞しかったに違いない。今回出会ったアンデスの人々の顔も山地特有の逞しさにあふれていた。