シーサンパンナの付近に住むハニ族は帽子に金属の飾りをつけた帽子で有名だが、モンフン付近では少数民族の中の少数（地域によって違う）という感じのためか、あまり市場で姿を見ることが出来ない。そのため村に訪れ撮影することにした。
　今回の八枚の写真のうち、１−４の写真(2005年)と５−８の写真(2007年)では二年もの間がある。この二年間でこの村は結構変わってしまったようだ。民族衣装を普段着ることはなくなり、祝祭の時だけ着用するのだという。二年後に訪れた時は正月直前だったために普段着だったが、正月になると民族衣装が見られると聞いて正月に再訪して民族衣装を撮ることができた。
　祝祭日にしか民族衣装を着ない地域が急に多くなったと思うが、これは地域開発と無縁ではないと思う。行政もこのままでは廃れれてしまう民族衣装のために保存策を考えなくてはと思わざるをえない。