客家族円楼
福建省、永定

 たまたま雑誌で見かけた巨大な丸い集合住宅。これが永定を知った最初の瞬間だった。あまりにも度肝を抜かれた、信じがたい巨大な家。いつかは行ってやろうと思い、その約半年後にチャンスは訪れた。
 この地域には有名無名多くの円楼が存在する。無名であったとしても構造的にはあまり変わらない。有名円楼に泊まり、近くの無名円楼なども見て回った。
 回りにはほとんど土産物屋(旅行当時)はなく、夜には近くの小川には蛍が飛び交っていた。のどかな山村の生活。喧騒から一切かけ離れた、のどかな時間が過ぎてゆく。