大理の市場である挖色を歩き回った。すると派手な飾りをほどこした玄関が一軒目についた。結婚式である。中に入ると多くの村人が所狭しとテーブルを囲み、楽しそうに食事をしていた。残念ながら新郎新婦は相手側の家にいるとのことで夜にしか戻ってこないらしい。帰りの船の問題で会うことは無理だった。
 少数民族は祭りごとが好きだ。一般的には現代化するにつれ、簡略化されてゆく。主役不在でも盛り上がるのは、何かにつけ楽しんでしまおうという民族性なのかもしれない。
 

Wedding in Wal Se
雲南省、大理