西ベンガル州にあるビシュヌプル(Bishnupur)はテラコッタのバングラ様式寺院が数多く建てられていることで知られている。ここは16-19世紀に栄えたマーラ王朝の首都なのである。独特の屋根のアーチを持つこの寺院は伝統的バングラ農村の藁葺き屋根のカーブからこのような形になったという。
 一度はこの寺院群を観てみたいと思っていたが、年末に Bishnupur Festival という祭りがあるという。行くならどうせ祭りも一緒に見に行こうと決めた。
 市内の寺院は手入れがよく行き届いて気持ちいい。こんな外国人がほとんど来ない田舎の観光地にしてはインドらしくなくキレイにされている。雰囲気的にこのような素晴らしい寺院が多く残されているのはミャンマーのパガンを思わせる。あれほどの多くの寺院がまとまって建てられているわけではないが。正直言ってあまり海外に知られていないのは残念な気もする。
 今回はこのような寺院の一部と芸術祭典である Bishnupur Festival を紹介する。
Bishnupur Fes, West Bengal